人生で初めてのクルーズ旅行はイタリアのヴェネチアから始まります。
とは言え、1日目のヴェネチアはほぼ素通りです。
今回は旅行会社からのツアー旅行で申し込んでいるので、個人行動をすることは出来ません。空港に到着してすぐ、バスに乗って港に向かいます。
ヴェネチアの空港から港までは、バスで20分ほどでしょうか。
余談ですが、この旅行記では可能な限り「バスの時間」や「テンダーボード(寄港のための小舟)の時間」「並ぶ時間」などを詳細に書いていきます。
なぜなら、私は緊張すると非常にトイレが近くなるのです。
海外旅行経験があまりなく、自由にトイレを探せない海外において「トイレに行けない時間」は死活問題です。それなのに、どこのサイトを見ても詳細なトイレ情報は載っていませんでした。
よって、私はこの旅行記で必ず書きます。
- 移動時間
- 寄港地のトイレ情報
この2つを必ず書きます。
海外に慣れた人には必要ない情報かもしれませんが、私のように心配性な方も安心してください。
エーゲ海,アドリア海クルーズのトイレ事情を完全にお伝えします!!
さて、本筋に戻りましょう。
乗船手続きは簡単に進む
港にはたくさんのクルーズ船が停まっていました。
ノルウェージャンスターは「カジュアル船」と銘打っているだけあって、色合いがポップですね。ものすごく、でかい。
さて、港の建物の中で乗船手続きです。
小難しいことはありません。
カウンターに向かって並び、自分の順番が来たら「乗船券」を見せる。備え付けのカメラで顔写真を登録する。精算用の「クレジットカード」をクルーズカードに登録する。
それだけでOKです。
そして、クルーズカードを受け取ります。
このクルーズカードは、船内において、
- 身分証明証
- ルームキー
- 各種支払い
など、あらゆるシーンで使うことになる最重要アイテムです。詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
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クルーズカードの解説|ノルウェージャンスター内で最も大切なものが「クルーズカード」です
ノルウェージャンスターに乗船する際、1人1枚「クルーズカード」が配られます。 このカードは、ただのカードではありません。 身分証明証からルームキー、支払いにいたるまで、船内におけるあらゆる場所で活躍す ...
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乗船手続きでツアーの人にプチトラブル
さて、私たちの乗船手続きが5分ほどで終わる横で、同じツアーの夫婦がなにやら時間がかかっていました。
後で聞けば「クレジットカードが上手く登録できなかった」とのこと。
メインで使う予定の旦那さんのクレジットカードが上手く登録できず、結局、奥さんのサブカードを登録することになったらしいです。
添乗員さん曰く、このトラブルはかなり多いらしく、私たちのグループだけでも2組が引っかかったと仰っていました。
私は仕事柄クレジットカードにも少し詳しいのですが、諸外国の方がクレジット文化が早熟なため、導入している機械がちょっと古めなんです。日本の読み取り機はほとんどが「ICチップ」を読み取りますが、古めの読み取り機だと「磁気ストライプ」を読み取ります。
で、「磁気ストライプ」は時間経過やスマホとの接触などで弱まっちゃうんですよね。それがエラーに繋がってしまう。
そのため、日本で使えたカードも外国では使えないことがあります。
海外旅行に行くのならば最低でも2,3枚のクレジットカードを持っていくのがオススメです。最近は年会費無料でも海外旅行保険付きのカードがあるため、作っておいて損はありません。
詳しく知りたい方は以下のページをどうぞ。
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クレジットカードの解説|公式ガイドでは2種類以上のクレカを持つことが推奨されています
ノルウェージャンスターに乗船する際、忘れてはいけないのが「クレジットカード」です。 公式ガイドブックの「持ち物」の項目では、 パスポート 乗船券 クレジットカード 以上のように、最初から3つ目に並ぶほ ...
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船内に入るとすぐに避難訓練
乗船手続きが終われば、そのまま船に入ることが出来ます。
ノルウェージャンスターは「デッキ4〜デッキ14」の11階建ての船だと考えてください。港によって異なりますが、私が乗船したのはフロントのあるデッキ7のこのあたり。
「船の前」と「真ん中」「後ろ」にそれぞれエレベーターがあるので、近くのエレベーターに乗って部屋の階に向かいましょう。
誰も案内はしてくれないので、迷って立ちすくんでいる人がけっこういました。
部屋に戻って荷物を置いたら、次は全員参加の「避難訓練」です。
クルーズカードにアルファベットで参加場所が書いてあるので、その辺にいるスタッフにカードを見せれば場所を教えてくれます。
私たちの避難訓練の場所「N2」は、メインダイニングの「ベルサイユ」でした。
避難訓練と言っても、館内放送に合わせてスタッフの方が救命具の付け方を実演するだけですので、私たちは見ているだけでOKです。
避難訓練が終わるとヴェネチア出航
避難訓練が終われば、すぐに船は出航します。
大型クルーズ船の出航は本当に気持ちが良いですね。
せっかくなので写真は控えめにしますが、ヴェネチアの出航はいろんな意味でとても楽しめます。
実は、ヴェネチアの住民にクルーズ船は歓迎されてないんです。
詳細は省きますが、ヴェネチアの人口5万人に対して年間観光客は2200万人。その多くはクルーズ船を利用するため、ヴェネチアを素通りするだけでお金を落としてくれない。
だから、ヴェネチアの住民はめちゃくちゃ怒ってるらしいです。
デモも起こりまくりです。
この無数に写ってる船、8割くらいが「クルーズ反対のデモ」です。
残りの2割は「警察」
何十隻もの船がクルーズの進行の邪魔をしたり、絶叫して旗をふったり、ロケット花火を船に向かって打ち込んだりしてくるのです。
警察の船は、そんなデモ隊に放水したり、体当たりで止めたり…と本当に凄かった。
ところが、言うまでもなく私は日本人ですので、イタリア語が理解できません。
夕飯のときに添乗員の方に解説してもらうまで、ずっと過激な歓迎だと思ってました。
無知って、こわい。
夕飯はメインレストラン「ベルサイユ」で
1日目の夕飯はメインダイニングの「ベルサイユ」で頂きました。
- 前菜
- メイン
- デザート
から、好きなものを任意に選ぶスタイルです。日本語メニューがあるため、オーダーに困ることはありません。
味は…悪くはないんですが、何もかも"アメリカン"って印象です。
大体のものが大きく、味は濃く、甘いものはめちゃくちゃ甘い。
メインダイニングであるにも関わらず、「ベルサイユ」を使ったのは初日の1回だけです。船内には様々なレストランがあるため、誰もがお気に入りの場所を見つけるみたいですね。
船内探索をして2日目へ
この日は長時間フライトの疲れもあったため、早めに寝ることにしました。
明日はモンテネグロのコトルに入港します。
この旅の大きな目的は「サントリーニ」と「ドブロブニク」ですが、アドリア海の秘宝と名高いコトルにも期待しています。
【1日目】(今のページ)
ノルウェージャンスター出港
【2日目】
コトル(モンテネグロ)
【3日目】
終日航海日
【4日目】
ミコノス島(ギリシャ)
【5日目】
サントリーニ島(ギリシャ)
【6日目】
コルフ島(ギリシャ)
【7日目】
ドブロブニク(クロアチア)
【8日目】
ヴェネチア(イタリア)