ノルウェージャンスター船内では、日本円を使って両替することは出来ません。
フロントでは両替を行なっているものの、扱っている通貨は、
- 米ドル
- 豪ドル
- ユーロ
などが中心で、日本円は取り扱い対象に入っていないのです。加えて、エーゲ海,アドリア海クルーズにおいては、寄港地の両替所でも日本円を扱っている場所は少ない。
しかし、英語である程度コミュニケーションを取れるのであれば、現地通貨を手に入れる方法があります。
「クルーズカード」を提示してフロントで現金を買う
乗船する際、1人1枚ずつ「クルーズカード」が配られます。
この「クルーズカード」にはクレジットカード情報が登録されているため、フロントで提示すれば、クレジット払いで「米ドル」を現金で入手することが出来ます。
同じ場所で「ユーロ」などの現地通貨への両替を行なっているため、
- クルーズカードを提示する
- 「米ドル」を入手する
- 「米ドル」を「ユーロ」に両替する
この流れによって、現金を1円も持っていなくても現地通貨を手に入れることが出来るのです。
ところが、何故か、この手法は成功率が低い。
私は英語が全く出来ませんが、妻が少し話せるため、妻が上手く現金を手に入れてくれました。その日の晩、同じツアー客の方に話すと、3組の方々がフロントに出向きました。
にも関わらず、成功したのは1組だけ。
他の2組は、
「クルーズカードで渡せるのは『米ドル』だけです!」
と断られたとのこと。
その場で両替するんですから関係ないと思うのですが…。ただ、3組とも英語には自信がないようでしたので、コミュニケーション不足だったのかもしれません。
誰とも話さずに現地通貨を手に入れる方法
比較的、誰にでも出来る方法は、
「クレカのキャッシングで、寄港地のATMから現金を引き出す」
です。
【キャッシングとは】
クレカを使ってお金を借りる機能。
日本で使うメリットはないが、海外のATMを使えば「現地通貨」が出てくるため非常に便利。
金利はカードに依るが年率20%前後。日割りで計算されるため、海外で10万円キャッシングしても、30日後に返せば利息は1470円。
日本とは違い、各寄港地の街中にはATMが設置されています。
イタリアやギリシャのATMでキャッシングをすれば「ユーロ」が出てきますし、クロアチアのATMでキャッシングをすれば「クーナ」が出てきます。
もし、街中でATMを探すのが不安ならば、ノルウェージャンスター船内にもATMは設置されています。
カジノの中です。
ただ、カジノのATMから出てくる通貨は「米ドル」です。
そのため、エーゲ海,アドリア海クルーズにおいては、入手した「米ドル」を
- フロントの両替所
- 寄港地の両替所
などで「ユーロ」などの現地通貨に交換する必要があります。二度手間にはなりますが、こちらの方法は確実ですね。
まとめ
ノルウェージャンスター船内では日本円を両替することは出来ません。
しかし、クレジットカードを持っていれば、
- フロントで「クルーズカード」を提示して、現金を入手する
- ATMに「クレジットカード」を入れて、現金を入手する
この2つの方法を使うことで現金を手に入れることが出来ます。また、ノルウェージャンスターで使えるおすすめのクレジットカードは以下になります。
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もし、これらの方法に不安があるのならば「米ドル」や「ユーロ」などの、使い勝手の良い現金を日本から大量に持っていくのがおすすめです。