クルーズ旅行7日目サントリーニ島と並ぶメインイベント「ドブロブニク」に寄港します。
ドブロブニクと言えば、ジブリの世界。
私も妻もジブリは大好きで、それぞれが「紅の豚」と「魔女の宅急便」の世界観を求めてアドリア海クルーズにやってきました。
さて、アニメ通りの世界観は存在するのでしょうか。
クルーズ船ごとドブロブニクに直接入港
前日のコルフ島に続いて、ドブロブニクもクルーズ船ごと入港です。
寄港予定時刻は7時でしたが、朝日がのぼる前から入港は完了していました。目覚めると、すでにドブロブニクの大きな港がベランダから見えています。
前日のコルフ島に続いて、テンダーボートを使わない「直接入港」ですね。
やっぱり直接入港の方がスムーズで楽。
今回は完全自由行動でしたが、ほとんど待つことなくドブロブニクに足を踏み入れることが出来ました。
タクシーを捕まえて「スルジ山」へ
港にたくさん停まっているタクシーを捕まえて「スルジ山」に向かいます。
メインとなる目的地は「ドブロブニク旧市街」ですが、旧市街を上から見下ろせる「スルジ山」が絶景ポイントなのです。
旧市街近くからロープウェーで行くことも出来ますが、利便性と速さを重視してタクシーを利用します。
そんな話をしていると、添乗員さんからアドバイスが、
「タクシー使うなら、ちゃんと値切らないとダメですよー(笑)」
まじか。難易度高いな。
どちらにせよ、外国でタクシーを使うときは料金の事前確認が必須ですので、乗る前に確認します。
私
「スルジ山に行って、景色を見て、ドブロブニク旧市街まで。いけます?」
タクシーの兄ちゃん
「OK」
私
「いくら?」
タクシーの兄ちゃん
「60ユーロ」
私
「50ユーロにならない?」
タクシーの兄ちゃん
「いいよ。現金ならね」
めちゃくちゃ簡単に値切れたよ。
ちなみに、クロアチアに限らず、個人タクシーの運転手は手数料を引かれるクレジットカード決済を嫌う傾向にあるようです。
また、クロアチアの通貨は「クーナ」ですが、観光地では「ユーロ」もほとんど使えます。タクシーの兄ちゃんも、最初からユーロで話していました。
というわけで、20分ほどでスルジ山に到着です。
めちゃくちゃ気持ち良い。
「サントリーニ島」もそうでしたが、エーゲ海,アドリア海の国々は高低差が激しいから景色がめちゃくちゃ綺麗ですね。
真正面に見える城壁に囲まれた街が、これから行く「ドブロブニク旧市街」です。
…この辺、すげぇ紅の豚っぽいな。
メインの「ドブロブニク旧市街」へ
再びタクシーに乗り15分ほど。
スルジ山から眺めていた「ドブロブニク旧市街」へ向かいます。
旧市街は、2日目のコトルと同じく城壁に囲まれた街。コトルとは違い、城壁に登って、街を見下ろしながら歩くことが出来ます。
城壁にのぼるためには、城門に入ってすぐ右横でチケットを買う必要があります。
「隠れてんのか」ってくらい分かりづらい場所にあるのでご注意を。
街中はほとんどユーロが使えますが、このチケット売り場は国営のため現金は「クーナ」しか受け付けていません。ただ、クレジットカードは使うことが出来ます。
チケットを買って、旧市街入り口横から城壁に登っていきます。
城壁の上は、人がすれ違える程度の細い道がぐるっと街全体を囲んでいます。景色を見ながら1週して1時間くらいですかね。歩くスピードにもよるので一概には言えませんが。
城壁の上からの景色は最高です。
赤レンガの建物と青い海、後方に広がるスルジ山の景色が本当に綺麗です。
ただ、「魔女の宅急便」や「紅の豚」と"同じ場所"がある訳ではありません。
通常のアニメと違い、ジブリ作品は「モデルになった」「舞台イメージとして利用した」だけで、現実世界をそのままアニメにしている訳ではないそうです。
街並みとか港とか、「っぽいなー」って場所はあるんですけどね。
ちなみに、城壁は旧市街を丸ごと囲っていますが、途中で降りることも出来ます。
1/4くらい歩くたびに降り口の案内があるので、好きなタイミングで降りて大丈夫。個人的には、港側が気持ち良かったので、1/2は周るのがおすすめです。
ドブロブニクの街中は安全な観光地
城壁を1周して、街の入り口に戻ってからは、街中の探索です。
良い意味で「観光地だなー」って感じですね。雰囲気の良い街に、お土産屋やレストラン、カフェが所狭しと並んでいます。
メイン通りから裏道まで、右も左もカフェやレストランだらけです。
他のアドリア海寄港地と同じく、ドブロブニクもシーフード料理で有名な都市。多少観光地価格ではありますが、1人30ユーロもあれば十分にグルメを楽しむことが出来ます。
相変わらず、ジェラート最高。
ドブロブニクの知っておきたい安心情報
ドブロブニクの雰囲気や治安
旧市街の中は、観光地なので基本的には治安は良さそうです。
ただ、レストランやカフェのテラス席が道にあるので、置き引きなどの被害が多いらしいのでご注意を。
ドブロブニクのトイレ事情
カフェやレストランが所狭しと並んでいるので、基本的には利用時に借りるのが正解。
公衆トイレも旧市街内に2つありました。
【1】は、旧市街の入り口「ピレ門」を入って右の観光案内所の奥です。ただ、このトイレの利用にはクロアチア通貨の「10クーナ」が必要のため、非常に使いづらい。
【2】は、ピレ門の反対側、港の手前に位置しますが、ここは1ユーロで利用可能です。トイレの前に自動扉があって、コインを入れると開くシステムになっています。
「7クーナ」と書いてありますが、「1ユーロコイン」を放り込むことが可能です。
ドブロブニクのお金事情
ドブロブニクの通貨は「クーナ」ですが、大半のお店で「ユーロ」を使うことが可能です。
加えて、クレジットカードも普通に使えるため「クーナ」を持っていく必要はありません。万が一、どうしても「クーナ」が必要になったとしても、旧市街内のメイン通りには「両替所」や「ATM」があるため何とでもなります。
また、毎度のことながらチップも気にする必要はありません。
レストランやカフェを利用した際には「サービス料」がたっぷり加算されています。もちろん、自然に渡せるなら渡すに越したことはありませんが、向こうもチップ文化のないアジア人観光客に慣れているため大丈夫です。
船に戻って最終日の「ヴェネチア」へ
遂に、最後の寄港地である「ドブロブニク」が終わってしまいました。
名残り惜しいですが、たっぷりクルーズ旅行を楽しんだので大満足です。
ドブロブニク出港は13時と早めだったので、まだまだクルージングを楽しむことが出来ます。
プールやカフェテラスを楽しみながら、明日は最終日「ヴェネチア」に帰港です。
【1日目】
ノルウェージャンスター出港
【2日目】
コトル(モンテネグロ)
【3日目】
終日航海日
【4日目】
ミコノス島(ギリシャ)
【5日目】
サントリーニ島(ギリシャ)
【6日目】
コルフ島(ギリシャ)
【7日目】(今のページ)
ドブロブニク(クロアチア)
【8日目】
ヴェネチア(イタリア)